”今”を取るか?”未来”を取るか?
2013/01/14 Mon. 23:45 [女川ライフ]
ここ最近の寒さで
両足指先の『しもやけ』に
悩まされている倶楽部 金華山。
早くあたたかい家に住みたいと切に願う今日この頃、
これからの住宅建設にあたり一言、行政に物申します。

『日のあたらない住宅の
建築は認めないでください』
日のあたらない家に住み、寒さに身を凍らせながら生きていくと
考え方もマイナス思考になり引きこもりがち。
家から出ないから地域住民との
コミュニケーションは一切なし・・・
新しい住民は増えず、不動産的価値は下がり
過疎化が進む・・・

せっかく高台集団移転など新しいまちづくりが始まる今、
ぜひご検討いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
先日(12日)、竹浦地区の住民説明会に参加しました。
これから高台集団移転するにあたり
竹浦のどこに新しい集落、災害公営住宅など建設するかを
住民と行政との間で意見交換する場となりました。

工期はかかるが、安全に暮らすために
山を削り住宅を建設するのか・・・
スピード感を重視し、多少のリスクはあっても
谷に盛土をして住宅を建てるのか・・・
女川町と工事を請け負う業者は後者を勧めています。

仕事の関係で途中退席させていただきましたが
最後、地域住民の投票の結果
切土造成 8票
盛土造成 20票
だったそうです。
地域住民のほとんどが仮設住宅に暮らし
その生活から少しでも早く抜け出したい
気持ちの表れが結果に出たのだと思います。
以前からの竹浦地区住民ではありませんので
あまり物言う立場にはありませんが
この盛土造成で100年先まで無事に
住み続ける事が出来るのかワタクシは疑問です。
今今を大事にするあまり
将来に不安を残すようでは
この復興が真の復興にはなりえません。
未来の人たちに安心して住んでもらえる環境を
残すのは今の私たちの務めであり
それは今と未来をつなぐ絆だと思います。
これからまだ議論は続きますが
この決断は集落の存続と繁栄を左右する
大事なタイムカプセルなのかもしれません。
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