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吾輩はブリである 

 平成16年9月7日、私は鈴木さんちの台所の下水道付近から
ひょっこり顔を出し、そこの奥さんとハチ合わせをした。
生後3週間程の小さな体で、頭デッカチ、歩き方もヨロヨロ
頭の毛は逆立ち、体毛も産毛状態で、まだまだ母親が恋しい
そんな時期ではあった。
下水道をたどって、庭を通り抜け玄関に行くと、
玄関脇にコーヒーの空き箱にボロ布が敷いてあって
私の寝床というか、家が用意されてあった。
温かい牛乳をもらって、私は1週間、その中で生活をした。
私がなぜ親元に戻らなかったかというと、私には
そこの家で飼ってもらえという指令が出されていたのである。

スズキブリ-3

 1週間目の朝、そこの奥さんと娘さんが
初めて私を家の中に入れてくれた。
なぜか、ホッとしたのを覚えている。
1週間目にして私はその家の飼い猫になったのである。
それまでは野良だったので、体中ノミだらけで痒かったが
あまりに小さく、市販のノミ取りなどは使えず
そこの奥さんたちが ”いた、いたっ”と
騒ぎながらノミを一匹、一匹取り除いてくれた。
気持ちよかったにゃぁ~~

 ある日の晩御飯の時、その日の献立はブリの照り焼きで
食後の皿には、ブリの皮が残されていた。
その皮をガブリと噛んだ私を娘さんが抱き上げ
振り解こうと必死に揺すったが、なんとしても
そのブリの皮を離さなかったのである。
すると、そこの奥さんが 

『この子猫の名はブリにするしかない!』

と叫んだ。
その家の商売はマグロ屋なので、

お父さんは ”ツナにしろ”と頑張ったが、

その1件以来、私の名は 『ブリ』 に決定してしまった。

 動物病院に行くと、受付で ”スズキブリちゃん”
と名を呼んだ後、看護婦さんがクスッと笑うのが気になる。
苗字も下の名も魚の名前なのでおかしいのかもしれない。
が、私の次の猫が ”チバツブコちゃん”と
呼ばれたのを聞いた時、私は『ブリ』で良かったと思った。
私は元々は雌なのだが、避妊手術をしたのでカルテには
「 ♀’」・・・
となっているのが、オカマっぽくて少し気になる・・・
スズキブリ-4


 ここの家の猫になって、早6年になる。
皆、可愛がってくれるし、私は自由に庭をお散歩したり、
友達も増え、猫の集会にも参加し毎日楽しく過ごしている。
これからも元気に、今まで通り鈴木家の一員として
暮らしていきたいと思っている。
スズキブリ-1

(猫語翻訳 鈴木)



次回は女川・黄金区のアイドル、くまがい酒店の『もも』ちゃんです。
お楽しみに




 
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